天白の蝶

マダラチョウ科

アサギマダラ
渡りをすることで話題になる蝶で、初夏より世代を繰り返しながら北上し、秋になると心地よい地域に合わせるかのように南下を始めます。10gに満たない蝶がどうして2千キロあまりの距離を移動することが出来るのでしょう。
この辺りでも雑木林のヨツバヒヨドリバナなどで吸蜜する姿をよく見かけます。大型で美しく優雅に舞う姿は本当に素晴らしものです。


アサギマダラ♂

アサギマダラ♀


鼻が突き出ているわけではありませんが、下唇髭(かしんひげ)という部分が天狗のように見えることからこの名がついています農業センターや天白公園など、雑木林のあるところならたいていの場所で見ることが出来る蝶です。ただ初夏に羽化するのですが少し経つと夏眠に入り、秋もそれほど姿を見せずにそのまま冬眠に入ってしまいます。そして春一番に活動を始めとともに産卵を行い短期間でまた成虫があらわれ、成虫期間の最も長い蝶の一つです。


テングチョウ♂

テングチョウ(裏面)