天白の蝶

セセリチョウ科
コチャバネセセリ
セセリ蝶といえば、一般の人から見れば形態的に「蛾」というイメージが強いと思いますが、日本では蝶の仲間として扱っています。確かに分類上蝶に近いのですが、専門家によって「蝶でもなく、蛾でもない」は特異な系統に扱うことがあります。

コチャバネセセリは以前はよく見られた蝶なのですが最近はとても少なくなったよう思います。幼虫はイネ科のササ類を食べるため、そのような環境が少なくなっているのでね。

コチャバネセセリ

コチャバネセセリ(裏面)
キマダラセセリ
こちらも少ないながら雑木林の周辺や天白川でも見られます。セセリチョウ科はジェット戦闘機のような形に止まり、飛び方は直線状にとても速く飛びます。幼虫はイネ科のススキなどを食べます。

キマダラセセリ

キマダラセセリ♀
チャタマダラセセリ
夏過ぎから家庭菜園や雑木林の周辺で多く見られるようになる蝶ですが、こちらも年々少なくなってきています。

チャタマダラセセリ♂

チャタマダラセセリ(裏面)
イチモンジセセリ
この蝶は移動性の高い蝶で、名古屋でもお盆ごろまではあまり見かけないのですが、それ以後住宅地でも多く見られるようになります。南方より世代を繰り返しながら北上し、北海道まで到達してしまいます。北日本では寒さに耐えることが出来ず。全てが滅びてしまい、また翌年南方より北上するのです。

イチモンジセセリ

イチモンジセセリ(裏面)