天白の蝶

シロチョウ科
ツマグロキチョウ
もともと少ない蝶なのですが近年特に激減し、最近では確認することすらままならぬ状態です。幼虫はカワラケツメイ(マメ科)を食草としているため、開発に加えセイタカアワダチソウなどの外来種の進出で、カワラケツメイなどの育つ環境がなくなって来ているのです。今、当地で1番絶滅に瀕し、貴重な種といえばこのツマグロキチョウといえるでしょう。
市内では守山区など開発途上の地ではブルで削られた所が1時的な発生場所となり数多く見られますが、
 いずれ衰退してゆくものと思われます。

ツマグロキチョウ♂

ツマグロキチョウ♂
キチョウ
黄色く小さなかわいらしい蝶で、街中でもよく目にします。成虫で越冬し、この辺りですと年に4〜5回世代を繰り返すのでほぼ一年中見ることが出来ます。初夏に発生するものは黒縁が広く、秋の発生になるにつれてなくなってきます。ネムノキなどのマメ科の植物を食べます。上記のツマグロキチョウに似ていますが、形や裏面の斑紋で見分けることが出来ます。

キチョウ♂(夏型)

キチョウ♂(中間型)

キチョウ♂ (秋型)

キチョウ♀(秋型)
モンキチョウ
飛んでいると雌は、大きさも形もモンシロチョウとそっくりなので見分けにくいですが雄は黄色なのですぐ分かります。幼虫はコマツナギやクサフジなど食べます。モンシロチョウのように、 街中ではあまり見ることはなく草地の残るところでよく見られます。

モンキチョウ♂

モンキチョウ♀

モンキチョウ♂(裏面)

モンキチョウ♀ (裏面)