針名神社

自然が残されているところといえば、神社や仏閣が挙げられると思います。
ただ、古い由緒ある神社、仏閣を見ていただくとお分かりいただけると思いますが、落葉樹は衰退し、杉や常緑樹などの高木の森となっており、あまり四季の感じられない、暗い森になっていると思いませんか。重厚な森とはいえますが、「自然豊かな森」とはいいにくいかもしれません。

この針名神社は慶長17年(1612)平針街道(姫街道)が造られたときに、元郷(現在の平針1丁目)からこの秋葉山山麓に、部落ごと移されたといわれています。

このあたりを見ていただくと、相当高木にはなっていますが、まだアベマキやコナラの落葉樹が多く残っていることから、以前は里山的な存在で、我々の生活に活かされていたと思われます。
ですからまだまだ自然豊かで、四季の感じられる森だと思います。

針名神社から農業センターにかけて市の野鳥保護区となっており、市内でも屈指の野鳥観察地です。参道のこずえで多くの野鳥がさえずり、大空ではオオタカが旋回する姿も見られます。




色づく秋の正門


元旦初詣の行列

天王祭(2005年7月19日)

針名神社鳥居

神門より本殿を望む

10月10日のお祭り


神の森

お祭りの神事

参道

新緑のモミジ

コバノミツバツツジ

雪化粧する針名神社

針名神社の神木

天白区には銘木と呼ばれる樹は少ないのですが、この神木は名古屋市内で現存する杉としては最大のもので、市の保存樹に指定されています。杉は都心では、大気汚染などの影響でなかなか育ちにくいということなので大切に守ってほしいものです。