蝶のことをあまり知らない方でもギフチョウという名前は聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。春の桜の時期に可憐な姿をあらわすことから春の女神とも呼ばれています。 名古屋市内では守山区東谷山の市境で確認される他、日進市、長久手、瀬戸、藤岡、豊田など雑木林が広がるところであればほとんどところで見ることが出来ます。 しかし、開発が進むほか、雑木林が荒れてきているため、食草であるスズカカンアオイやヒメカンアオイがどんどん少なくなっています。特に長久手は愛知万博の影響で大きな打撃を受けています。今年、食草の群生地を回ってみましたが無残な姿に驚きました。 自然の証でもあるギフチョウの姿を後世まで残して行きたいものです。 2004年4月14日 |
ギフチョウ |
コバノミツバツツジで吸蜜するギフチョウ |
ギフチョウの食草 スズカカンアオイ |
スズカカンアオイの花 |
ギフチョウの卵 |
孵化 |
1齢から3齢までの幼虫 |
終齢幼虫 |
幼虫から蛹への脱皮 |
ギフチョウと同時期に見られるミヤマセセリ |