ハグロトンボ  (羽黒蜻蛉)       カワトンボ科

                                      トンボシリーズ パートT
今年も天白川の堤防でハグロトンボが顔を見せました。イトトンボのようなスリムな体形、6センチを超える大きな体長、そして、真っ黒な羽をはためかせて飛ぶ姿は幽玄をも誘います。珍しいトンボではありませんが、この辺りではなかなか見る機会はありません。

遠くから見るとく真っ黒に見えますが、よく見ると雄は金緑色に輝きとても美しいトンボです。色からお歯黒トンボとも言われています。

未成熟期は堤防の茂みや、近くの薄暗い林などで生活し、成熟(7月〜8月)すると川辺に戻り、お相手を求めて水際などを行きかうようになります。

飛び方もはためくという感じで緩やかですが、人が近づくとすぐに飛び立ち、なかなか写真を撮らせてもらえません。もともとトンボは複眼が発達しており、頭部のほとんどが目で占められている感じですね。

ハグロトンボの素顔

近くで見ると雄は金緑色で美しい

雌は黒褐色か、茶褐色



トンボなどの目は、複眼が2個、単眼が3個ついています

水辺にとまる雄