ハラビロトンボ (腹広蜻蛉) トンボ科 |
荒池なごやかファーム構想の一環として進められているトンボ池も、早くも3年目を迎えました。たまたまこの連休に観察に行ってみると、ハラビロトンボとホソミオツネントンボが多数飛んでいるのを発見してビックリしてしましまいました。 今までこの両種とも、近くの荒池や大堤池などでは確認していない種なので、人為的に持ち込まれたもと思われます。しかし、条件さえそろえば棲息可能だと思うので何とか居ついて欲しいものです。 ハラビロトンボはそれほど珍しいトンボではないのですが、どの地域でも自然が破壊され減少していることは確かです。ましてや天白区内では非常に珍しくいずれも人為的に管理されたところでしか見られません。 ハラビロトンボは写真で見るとシオカラトンボのようにも見えますがシオカラトンボよりはるかに小さく、腹部が平たく広いのでそう呼ばれています。雄は羽化したては褐色ですがしだいに黒味を帯びてきて成熟すると青みが出てきます。雌は写真のような明るい褐色をしていて腹部が特に広くなります。 平成17年5月5日 |
5月9日再び訪れてみると両種ともすっかり姿を消していました。何処へ行ってしまったのでしょう。また後日観察に行き報告いたします。 |
![]() ハラビロトンボ ♂ |
![]() 半成熟期の雄 |
![]() 眉の部分が金藍色に輝きとても美しい |
![]() 成熟すると粉を吹き白っぽく見える |
![]() 雌は褐色で腹の部分が特に広くなる |
![]() 頭部と胸部は黒っぽい |
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