サラサヤンマ

                               ヤンマ科 2006・5・10
ヤンマといえばオニヤンマ(オニヤンマ科)やギンヤンマを代表として、大きいトンボというイメージが強いですね。もちろん、その通りなのですが、そのヤンマ科の中でも小さい種がいて、このサラサヤンマが一番小さい種といえるでしょう。写真では分かりにくいのですが、ちょうどシオカラトンボくらいの大きさでしょうか。尾っぽ(腹部)の部分はスマートで腰の下あたりが細くくぼんでいます。ツートンカラーの幾何学的な模様で、ジャワのじゅうたんや綿布などのサラサ模様に似ていることからこの名前が付けられています。乾燥に強い種なのか、ほとんど水のない湿地からの発生も珍しくありません。(ここで云う発生とは、ヤンマの仲間は移動性が高いため、ここで産み落とされた卵が育ち成虫になることを意味します。)

羽化して暫くたったサラサヤンマ
荒池緑地内の荒れた湿地帯 06・5・11写す サラサヤンマの抜け殻
羽を伸ばす よく見ると怖そうな顔のように見えますね
サラサ模様が美しい 写真では実際の大きさが分からないので残念です