タンポポ(蒲公英)

在来種

ニホンタンポポ
シロバナタンポポ
外来種

セイヨウタンポポ
アカミタンポポ

皆さん、おなじみのタンポポにも大きく分けて、日本に古くからある在来種のニホンタンポポとヨーロッパから移入されたセイヨウタンポポがあります。

見分けは下の写真で総苞片の部分が外側に反り返っているのがセイヨウタンポポで、ニホンタンポポはあまり外に開くことはありません。タンポポを見つけたらぜひ確かめてみてください。

今では、外来種のセイヨウタンポポが勢力を伸ばし、都会の路端で見かけるもののほとんどがセイヨウタンポポです。幸いにも当地では天白川や緑地が多く残っているため、ニホンタンポポもたくさん見られます。しかし、その中にはセイヨウタンポポの雑種も生まれてきているようです。

在来種と外来種の見分け方
        在来種  (日本蒲公英)
           外来種  (西洋蒲公英)

在来種
 ニホンタンポポ
 ニホンタンポポにも地域変化がありカントウタンポポ、トウカイタンポポ、カンサイタンポポなどとも呼ばれています。ただ、 個体差も大きく、これらの見分けはとても難しいものがあります。(咲くのは春だけです)

住宅地に残る梅畑で、一斉に咲き誇るニホンタンポポ 2006・4・19 平針1丁目にて
 シロバナタンポポ
 在来種で白い花を咲かせる美しいタンポポです。大阪以南では珍しくはありませんが、名古屋辺りではとても珍しいタンポポです。天白でもほとんど見る事がなく、私も数箇所確認しているのみです。総苞片は多少反り返りますがニホンタンポポに近い形態をしています。

外来種
 セイヨウタンポポ
ニホンタンポポは春にしか花を咲かせないのに対し、セイヨウタンポポは四季をとおして、年中花を」咲かせます。ですから夏以降に花をつけているものはセイヨウタンポポとなるわけです。
アカミタンポポ
同じくヨーロッパ原産の外来種で、見た目はセイヨウタンポポとほとんど変わりませんが、綿毛のタネの部分が赤い色をしているので見分けがつきます。天白では余り多くはありませんが、地域によってはセイヨウタンポポ以上に勢力を伸ばしてきているようです。