脱皮
    脱皮直後の3齢幼虫

前項で説明したように、幼虫の表皮はとても柔軟性に富んでおり、脱ぎ捨てた皮を見ても、本当にこの中から出てきたのかと疑うほどです。

光の加減で白っぽく見えるのは、幼虫が葉に止まるときに、口で糸を吐き台座を作り、足に絡め落ちないようにするためのものです。
     5齢幼虫への脱皮     

黒っぽい4齢が、最後の5齢への脱皮をしている様子です。脱ぐ表皮は糸で固定されていますので幼虫が前へ這い出すように脱いで行き、最後にお尻を振って完了です。

脱皮を終えた5齢幼虫の色は黄色っぽく汚れたように見えますが、次第にきれいな緑色になります。

もちろん、脱いだ皮は食べてしまいます。